免許取得の際の費用

ヘリコプターの免許を取得するまで、費用はどのくらいかかるのでしょうか。ここでは、免許取得の際の費用について、ご説明します。

結論から言いますと、おおよそ1,300万円掛かります。ヘリコプターの免許取得後の就職率は80パーセント以上と高く、その後も安泰の可能性は高いです。ですが、免許取得費用も家を買える程高額である事も事実であり、費用が高い事から、ヘリコプターパイロットになる人が不足しています。1,300万円の内訳を見ると、自家用操縦士取得費や事業用操縦士取得費の他、航空無線従事者資格取得費などが掛かってきます。資格取得の為には飛行訓練が絶対的に必要となり、その為、高額になるのです。

ヘリコプターパイロットの人手不足は深刻であり、このような事態を重く見た大手航空会社が対策に乗り出しました。対策として、大手ヘリ事業会社の中日本航空は10年務めた人に対して、免許取得費用である1,300万円の内、1,000万円を補助する事です。また、一定期間機長として勤務した奨学訓練生に対しては、返済を免除する事を決めました。しかし、たとえ奨学金に漏れてしまっても、ローンを組んでヘリコプターパイロットの夢を実現する人もいます。

自家用の免許の取得方法

回転翼自家用操縦士を取得するのにも、回転翼事業用操縦士と同様に様々な条件をクリアしなければなりません。ここでは、回転翼事業用操縦士の取得方法について、ご説明します。

免許を取得するまでの飛行時間には個人差がありますが、日本で定められている飛行時間をクリアしなければなりません。単独でのソロ飛行を10時間以上必要とし、野外での場合5時間以上、同乗教育飛行では20時間以上が必要となります。野外飛行の場合、180キロ以上の距離と途中2回以上の着陸をしなければいけません。

更に、単独での操縦が、最低1回は必要となります。同乗教育飛行では、夜間での離着陸や野外での飛行を含みます。その他、オートローテーション着陸が最低1回必要となります。回転翼自家用操縦士を取得する為には八尾空港で訓練する方法の他、海外で取得して日本の免許に書き換える方法などもあります。更に、機長として飛行する場合、回転翼事業用操縦士同様に、必要とする検査や免許もあります。第2種航空身体検査として、視力は各眼裸眼もしくは矯正で0、7以上あり、指定医療施設にて受診し、毎年1回更新する必要があります。航空特殊無線技士では、毎年2月、6月、10月の年3回試験が行われ、不定期で講習会も行われています。

事業用の免許の取得方法

回転翼事業用操縦士取得するには、様々な条件をクリアしなければなりません。ここではヘリコプターの操縦免許である、回転翼事業用操縦士免許の取得方法について、ご説明します。

まず、日本の基準に基づいた最低限必要となる飛行時間です。機長として野外での飛行は10時間以上、夜間での飛行は5時間以上とし、機長として飛行する全時間は35時間以上である事が必要です。野外飛行の際、300キロ以上飛行した場合は途中2回以上の着陸する事を最低1回行う事が条件となります。また、夜間飛行の場合、5回以上の離着陸をする事が条件です。

その他計器飛行を10時間以上、オートローテーション着陸を最低1回クリアしなければなりません。実地試験は必ず日本で行いますが、それまでに自家用免許の取得を海外、または国内で取得しておかなければなりません。その他、機長として飛行する際に必要となる検査や免許もあります。身体検査は指定医療施設での受診で、年1回更新します。視力は各眼裸眼もしくは矯正で0、7以上、両目で1、0以上であるが必要です。航空特殊無線技士では毎年2月、6月、10月の年3回の試験が行われ、不定期で講習会も行われます。運送事業の飛行の際に必要となる航空無線通信士では、毎年2月と8月の年2回試験が行われます。航空無線通信士を取得すると、航空特殊無線技師は不要となります。

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ヘリコプターの免許の種類

ヘリコプターの免許は、免許取得者の目的によって免許の種類が異なります。ここでは、ヘリコプターの免許の種類について、ご説明します。

ヘリコプターの免許の種類には、ヘリコプターの操縦を仕事とする場合の事業用操縦士の免許と、ヘリコプターを趣味で操縦する事を目的とした自家用操縦士の免許があります。事業用操縦士は、人命救助や物資輸送などあらゆる仕事があり、事業用操縦士免許を活かせる仕事はたくさんあります。雇用先は大きく分けて3つあり、海上保安庁や警察などの官庁から報道や遊覧飛行などの民間企業、新聞社や一般企業での移動手段の1つとしてヘリコプターを利用する場合の自家用運航まで、様々な仕事に就けます

プロのパイロットは、回転翼事業用操縦士と言うプロのライセンスを持っており、国土交通省による試験に合格しなければプロとしての操縦は出来ません。また、海外で取得したライセンスを国内用に書き換える事もできません。趣味で操縦する事を目的としたヘリコプターの自家用操縦士免許は、自家用ですから友達や家族を乗せてフライトをする事が可能です。自分自身の判断で操縦出来、パイロットライセンスの最も基本的なライセンスです。あくまでも個人の趣味としてフライトする為の免許ですので、この免許で官庁や企業などに就職する事は、当然出来ません。また、フライトに対して対価をもらうなど、商業を目的とした飛行が出来ないといった制限もあります。